防災ヘリコプター夜間離着陸訓練

2016年06月14日

 

防災ヘリコプターと夜間離着陸訓練を実施しました

 

 島根県は中国地方の北部にあり、東西の距離は(安来市〜津和野町)230kmにもおよび島根半島の北方40〜80kmには、島前、島後からなる隠岐諸島があります。こうした地理条件下において、各種災害に迅速かつ的確に対応し、広域的な防災体制のより一層の充実を図るために平成64月に島根県防災航空隊が発足しました。

 

 地図

 

 

 防災ヘリコプターは、川崎式BK117-2型「JA6723」から平成25225日川崎式BK117C-2型「JA32AR」に機体更新されました。愛称は島根県の鳥であり、大空を自由に飛び回る力強さをイメージし『はくちょう』と命名されています。

 

着陸

 

はくちょう

 登録番号「JA32AR」について、「JA」は機体が民間機で日本国籍であることを表わしています。 ちなみに日本国籍でも自衛隊などはJG、JN、JF、JQが使用されています。「32AR」は、機体の登録記号です。乗用車のナンバーのようなものです。「32」は、島根県の全国地方公共団体コードから引用しており、「AR」は、AirRescueから引用しています。出雲空港を基地とし、隠岐島を始めとする急患搬送を24時間体制で運航しています。近年、島根県に於いても県民の高齢化、災害が多種多様化し、急患搬送をはじめ緊急出動件数も増加の一途を辿っています。このため、重複の緊急要請・点検等の運航不能時には近隣航空隊へ応援要請し対応していますが、県西部の夜間急患搬送は島根県防災航空隊しか対応していない為連携強化を目的とし浜田市下府町下府防災センターで夜間離着陸訓練を実施しました。

 

離陸