救急救命士処置拡大2行為実技評価について

 平成31年2月22日(金)に、心肺機能停止前の重度傷病者に対する静脈路確保及び輸液、血糖測定並びに低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与(通称:処置拡大2行為)を救急現場で適切に行うことを目的に、島根県MCから新たに認定された救急救命士を対象とした実技評価を行いました。

 実技評価は、指導救命士が作成した想定のもとシミュレーション形式で行い、「観察・鑑別」、「インフォームド・コンセント」、「医師へのオンライン指示要請」、「救急救命処置」の4項目を主として、指導救命士が評価を行いました。 

 被評価者である救急救命士は、傷病者の他覚所見やバイタルを観察し、的確に病態を把握するとともに、適切な手技で救急救命処置を行い、標準的な活動であると指導救命士から評価されました。また、実施後は指導救命士や救急技術指導者とディスカッションし、不足した部分を補完することもできました。 

 この実技評価を以て、平成31年3月1日から処置拡大2行為の運用を開始します。これにより、当消防組合の実働する全救急救命士が、救急現場において医師の指示下で処置拡大2行為を行うことが可能となりました。

 当消防組合は、熟達した救急隊員を多く育成するため、様々な取り組みを行っています。住民の皆様方には救急業務に対するご理解をいただきますようお願いします。

 

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