救急救命士薬剤投与実技試験について

 令和2年8月28日(金)に済生会江津総合病院において、救急救命士2名の薬剤投与実技試験を実施しました。
 この試験に及第した後に島根県MC(MC:メディカルコントロール)の認定を受けると、医師の具体的指示下において傷病者に薬剤を投与することが可能となります。

 今回の試験は、実際の救急現場を想定したシミュレーション形式で行い、浜田・江津地区MC医師である済生会江津総合病院外科部長野村医師に評価をいただきました。また、本評価に併せて、当消防組合の指導救命士が救急活動評価を行いました。
 本試験では、薬剤投与に係る手技はもちろんのこと、各種の基本手技、情報収集能力、伝達スキルを評価するとともに、新型コロナウイルス感染症予防対応や、応急手当実施者への感染防止の配慮など、現在の救急業務を取り巻く状況にも対応できているかを評価項目としましたが、受験者は救命活動と感染防止を両立させた的確な活動を展開しました。

 薬剤投与試験は合格の評価を受け、隊活動については標準以上と評価された一方、細かな点においては課題も抽出されましたので、今後はOJTにおいて補完しながら、個々や隊の力へと変換していきます。

 このように当消防組合は救急業務の質の向上を目的に、様々な取り組みを行っております。住民の皆様には救急車の適正利用をはじめ、当消防組合の救急業務に対するご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

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