救急隊員教育研修会を受講しました

 令和3年3月3日に、浜田・江津地区救急業務連絡協議会(メディカルコントロール協議会:MC協議会)が主催する救急隊員教育研修会が浜田市で開催され、MC協議会を組成する浜田市消防本部及び当消防組合の救急隊員が受講しました。

 今回の研修会は、浜田医療センターで昨年から開始された「脳血管血栓回収療法」について、浜田医療センター脳神経外科江田大武医師を講師として講義を受けました。

 本研修会では、「脳血管血栓回収療法」がどのような治療であるかや、脳疾患に関する最新の医学を講義いただき、救急隊員が観察すべき内容、留意しておくべきポイント等を学ぶことができました。また、早期発見、早期治療が予後改善に繋がるため、住民広報の重要性を改めて認識することができました。
 過去5年間における当消防組合の救急データを見ると、急病のうち8.1%が脳疾患(脳梗塞や脳出血など)であり、重症率は40.5%となっています。重症化しやすい脳疾患に対し、適切な観察と鑑別、適切な医療機関への早期搬送は、当消防組合として注力すべき点であり、この研修会で学んだことを救急活動に反映させていきたいと考えています。

 このように当消防組合は、様々な研修会に対して積極的に参加し、生存率の向上、予後の改善を目指して一意に救急業務を遂行していく所存です。
 住民の皆様方には、当消防組合の救急業務にご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

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